
モーリス・ラヴェル作曲 鏡
5曲から成るピアノ曲
フランスの作曲家、ラヴェルによるピアノ作品「鏡」です。
5曲から成る組曲です。
1.蛾
2.悲しげな鳥たち
3.洋上の小舟
4.道化師の朝の歌
5.鐘の谷
このうち、「海原の小舟」と「道化師の朝の歌」は、作曲者ラヴェル自身によって管弦楽に編曲されています。
「鏡」というタイトルがついていますが、これは作曲者ラヴェルの「心の中の鏡」に映し出された光景を音楽にしたものだと言われています。
蛾
夜想曲風のムード漂う音楽です。
夜に舞う蝶をイメージさせられます。
ということで、「蛾」という日本語訳が適切でないと指摘する人もいます。
悲しげな鳥たち
夏の暑い日、迷子になった鳥の姿を描いたと作曲者ラヴェルは語っているそうです。
孤独感漂う曲想が印象的です。
洋上の小舟
きらびやかな雰囲気に満ちた音楽です。
激しくうねるように盛り上がる中間部も印象的です。
道化師の朝の歌
5曲中、最もよく演奏されます。
管弦楽でも定番の1曲となっています。
コミカルな感じではじまりますが、中間部は寂しげです。
変化に富んだ展開が管弦楽での演奏にも合っているのだと思います。
鐘の谷
悲しげで寂しそうな雰囲気の漂う音楽。
しかしながら、力強く歌いあげているところに趣があります。
